自分の感覚で生きているので
自分が倹約家なのか浪費家なのか一概に自分では理解できないのですが、
なんとなく倹約家に分類されると思っています。
それは、育った環境が大きいと思います。
まず小学校3年生から高校を出るまで新聞配達をしていてお小遣いを貰った記憶はありません。
人からお金を借りた事もほぼ無く
29歳で会社から契約を急に打ち切られて、
お金に困ったタイミングで親に20万円を借りた事以外は、
人からお金を借りた事はありません。(親にはすぐ返しました)
事業を始める時は融資を受けましたし、個人でも住宅ローンの借り入れも起こしましたが、いづれも繰上げ返済をしました。
基本的に物欲や食欲はあまり無いほうです。
そんな自分が節約を語ると、少しストイックになるかもしれませんがご了承ください。
まず、人は物を獲得して豊かになろうとします。これは捕食して生きようとする生物のサガです。
その延長で物欲や食欲が生じますが、飽食の時代の現代社会では、生物のサガのまま頭を使わないままに生きると健康を害したり資産が目減りします。
資本主義の社会ではメディアやネットの広告で欲を掻き立て、期待させ、人の脳からドーパミンをださせて、購買意欲や物欲を強めて経済を回している という側面があります。
簡単に言うと「自由なようで操作されている」つまり家畜的な側面があります。
なので今は欲を抑制する「意思力」が大事になってきます。
家計簿を付ける人とつけない人では年間の出費が1~2か月分の所得程になるケースもあります。
記録として残さないと、目に見えない支出とその内訳。
まず記録して月毎で振り返りこれは必要だったのか?と意識を向ける事が大切です。
小さい会社を経営していますが、月に100~200万円の売り上げが有りお金の動きがあります。
大きなお金に見えますが、会社の経費や給与、保険、年金、賞与や退職金と振り分けていくと余剰資金は僅かです。
支出を科目ごとに分けて、通信費や車両費など絶対に必要な項目を詳細に見ていくと
月に3000円節約する難しさが見えてきます。
つまり1日で割ると100円です。
この100円を意識できるかどうかで、資産が残せるかどうかが決まります。
何も考えずにお菓子を買ったり、必要ではないけど新しい服を買ったり、
そうしていくと目に見えない出費が膨らんできます。
1000円を気兼ねなく使えるようになると、1万円も惜しくなくなってきます。
反対に100円を大事に使うと1000円や1万円の大切さが解ります。
なんとなく購入していた物が習慣になり浪費と気が付かない場合が多いですが
100円が大事になってくると「まてよ?」と振り返る事ができます。
日曜やプライベートはダラダラと過ごしていて時間は売るほどあるのに
「メンドクサイ」という理由で「買う」という事で済ませている事が多々あります。
仕事上の才能があり潤沢な収入や貯蓄があれば何も問題はありません。
しかしそうではない場合は、反省と改善を繰り返して最終的には平均寿命まで
資産が尽きないように意識的に生活をする必要があります。
その感覚を身につけるのが、
まず①家計簿を付ける事
次に②支出を減らす、又は収入を増やす事です。
最後に③家計簿から将来の収入と支出の予測シュミレーションをする事です。
その3つを習慣にして意識することで、例えば現状でいけば80歳でマイナス4000万の予測だった収支グラフも5年ほどでプラスにすることができます。
将来設計をする習慣はあまり日本ではメジャーではないですが、
生きる上では重要なスキルと情報になります。
仕事上で見積もりを作る場合にも、どの程度の人員が何日必要か?
資材は何がどのくらいの量必要で調達コストはいくらか?
その期間の会社の経費やリースの費用も計算します。
そして利益と余裕を兼ねて2~3割乗せて見積もりを作ります。
人生設計・ファイナンシャルプランも全く同じです。
収入と支出の予測はシビアに現実的な数字を入れますが、
最終的には1000万ほどプラスにして平均年齢を迎えると良いと思います。