ファイナンシャルプランの組み方

人生設計をするタイミングは

多くが住宅購入時になると思います。

また、子供が小学生や中学生になって将来の学費が心配になった場合

老後の資金がどれくらい必要か?

という事が多いのではないでしょうか?

その人の状況によって収入と支出は違います。

①収入も多く、支出も多い

②収入は少なく、支出も少ない

③収入は多く、支出は少ない

④収入は少なく、支出は多い

4つのパターンの中で人口比率から②の方が多いと思います。

特に今の40代の方はロスジェネ世代なので苦境に立っている方は沢山いらっしゃいます。

30代の方も収入が上がらず焦りが出てくると思います。

ネット上のファイナンシャルプランの情報では

子育て費用(養育費と教育費)が国公立の小、中、高、大学を出た場合3000万円以上かかるという数字を見かけます。

統計局や文部省の学費調査を元にたデータらしいのですが、

その中身を精査していくと学費と養育費の両方が過大になっている部分があり、

自分の生データとはかなり乖離しています。

そしてそのデータを転載したサイトの多くはファイナンシャルプランと謳いながら、最終的に学資保険や生命保険、投資の宣伝になります。

保険会社や証券会社は国債を多く買い入れてますし、保険料は税金の控除にもなります。利害が一致している所から出される情報は確認が必要です。

保険は安心料なので、何も起きなければただの出費です。

そして投資は自分の手の届かない所に資産を置いた状態なのでギャンブルです。

親切なFPさんと出会ったと喜んでいたら

地獄に仏と思ったらやっぱり鬼だった、、っていう、、、

そんなオチが付かないように気を付けましょう。

話がそれましたが、ウチの子供を育ててみて1人育てるのに

生まれてからオール公立で大学院2年で修士をとるまでに2000万円くらいでした。

これは個人差があると思いますが、子どもによくお金を使う家庭でも進路が同じならプラス500万円くらいではないでしょうか?

なので統計データはあまり信用しない方がよいと思います。

大事な事は家計簿をつけて、自分の出費がいくらなのかハッキリさせる事です。

車の費用、食費、住宅費、学費、光熱費、外食、おこづかい、

それが解れば将来を予測する事は簡単です。

子どもがいれば将来の入学費や修学旅行、塾や部活の費用を予測して

年齢によって累積します。

収入の部分では、予想される年齢毎の収入と退職年齢、退職金、年金がどれくらい出るのかを予測します。

大事なことはご自分で1つづつ納得しながら数字を入れて組み立てていく事です。

FPさんが統計や一般的な数字でポンとだされたシュミレーション表をみても

実感と信ぴょう性が無いのです。

ファイナンシャルプランを組む意味はまさにそこにあります。

ご自身で将来の予測をして行動の変化を起こすには「実感」が大切です。

そこに価値を持たせられるかがFPとしての腕の見せ所です。

不安を煽って保険や投資をしてもらい、仮の安心を与えるのは

「問題のすり替え」です。

子育て費用について

毎日生活していると、一体、何にいくらかかっているのか

解らなくなります。

食費や住宅費、光熱費は削減することが難しいですよね。

子育ての費用も目に見えないですが育て上げるまでにかなり必要です。

月の収入が30万円あったら、贅沢しなければ子供二人位は高校までは出せるのでは?

と思う方が多いと思います。

車を所有せずに、子供に塾や習い事、部活に行かせず、家賃4万円以下なら可能です。

計算上ですが。

小学校の低学年までは25万円くらいで生活できますが、

大人並に食費がかさんでくると30万円を超えてきます。

また部活や塾、スマホやお小遣い、修学旅行や受験などのイベントも発生するので

生活費は35~40万円は最低でも必要になってきます。

感覚的には小学生までは月に2万円

     中学生は 月に4万円

     高校生は 月に7万円

という数字が現実的だと思います。

大学となると桁は変わります。

家から通う場合は高校生の生活費より塾や部活が無い分安くなります。

月の養育費だけで考えれば5~6万ほどになると思います。

県外の場合はプラス4万円の家賃が発生します(家財、引っ越し、敷金別)

国公立大学になると月に5万円程度の学費も必要です。

私立の場合は月10万円が必要です。

簡単に言うと 自宅から地元の国公立大学に通ってくれると

月に10万円で教育費と養育費が賄えます。

地元の私立大学に自宅から通う場合は 月に15万円

県外の国公立大学に4年間の場合は月に16万円

県外の私立大学の場合は月に20万円です。

専門学校は私立大学2年分で考えると良いと思います。

奨学金も視野に入れて計算する必要がありますが、

子供が大学を出ていくらの借金を何年払うのか?

と考えると月2万を10年で200万なので

100~200万円の間で借入をするのが良いのではないでしょうか?

それもなるべく100万円に近い数字がよいと思います。

みんな大学に行ってるから、、と軽いノリでいけるものではありません。

一方で高卒と大卒では乱暴に分けると地方企業と大企業の分かれ目になる部分があるので、500万円~1千万円の投資で生涯年収が5000万円~1億ほども変わってくるので投資でいえば優良だと思います。

車両費について

お住まいの地域によりますが生活する上で車は無くてはいけない物です。

ですが、固定費として維持費がまずかかりますし

車両購入費も必要です。

車の保険も必要ですし、

5月には車の税金も発生します。

なので、車の維持費は変動があり把握しずらいですよね。

人生設計においては、年単位で長い目線で把握します。

購入費を使用する年数で割ると1年当たりのコストが出ます。

それにガソリン代や保険、税金、車検代を足して計算します。

安い車を購入してあまり乗らない場合でも月に3万円前後

高い車の場合は月に7万円ほどのコストが必要です。

20歳から80歳まで60年、月5万円のコストで乗った場合

3600万円が必要になってきます。

生涯年収(手取り)が大卒で2億円のの場合

18%が車両費で消えます。

生涯年収が1億円の場合は36%になります。

大きいですよね。

自分のケツは自分で拭く

日本って平和ですよね。

銃で撃たれないし、

暴漢もめったに襲ってこないし、

みんな良い人で助け合ってるし

自分も真面目で親切だから、困ったら誰かが助けてくれるに違いない。

そんな気がしますよね。

だから多少借金しても、ホントに困ったときは誰かが助けてくれる。

きっと何とかなる。

銀行も待ってくれる。

だから、欲しい物を買っても、嫌な仕事を頑張らなくても大丈夫。

背伸びして車を買っても、高い住宅ローンを払っても

毎年、高級なプレゼントを買っても、旅行にいっても大丈夫。

みんなやってるから。

金利さえ返せば借金があっても減らなくても大丈夫。

そうおもっているあなた。

思考レベルは動物並です。

資本主義の家畜です。

思考を放棄してます。

精神薄弱で神経が衰弱してます。

親へのパラサイト(寄生)と引きこもりまであと1歩です。

本当はダメな事、解ってますよね。

現実から目を背けている事、解ってますよね。

大きなツケを自死で片づけたりしないでくださいね。

怖くないから目の前の事を認識して、1つ1つ階段を上るように

計画的に生きてください。

体は大人でも心は小2です。成長してなかったのです。

怠けて逃げて考えて来なかったのです。

でも1つづ成長してください。

子供の無敵感は捨ててください。

現実を良く見つめて。

子どもの駄々っ子は止めてください。みっともないし周りが迷惑です。

自分を信じて1つづつ進んでください。

前進した距離が自信になります。

きっと成長するのが楽しくなります。

最終的にはプライドを持ち生きることができます。

成長するタイミングは人それぞれです。

まずダメな自分を許してそんな自分を好きになってください。

ダメな将来も受け入れてください。

自分が作った現実です。

自分のケツは自分で拭きましょう。

野たれ死ぬ根性も無いことがわかったら

1歩づつ歩きましょう。

お手伝いしいます。

節約について

自分の感覚で生きているので

自分が倹約家なのか浪費家なのか一概に自分では理解できないのですが、

なんとなく倹約家に分類されると思っています。

それは、育った環境が大きいと思います。

まず小学校3年生から高校を出るまで新聞配達をしていてお小遣いを貰った記憶はありません。

人からお金を借りた事もほぼ無く

29歳で会社から契約を急に打ち切られて、

お金に困ったタイミングで親に20万円を借りた事以外は、

人からお金を借りた事はありません。(親にはすぐ返しました)

事業を始める時は融資を受けましたし、個人でも住宅ローンの借り入れも起こしましたが、いづれも繰上げ返済をしました。

基本的に物欲や食欲はあまり無いほうです。

そんな自分が節約を語ると、少しストイックになるかもしれませんがご了承ください。

まず、人は物を獲得して豊かになろうとします。これは捕食して生きようとする生物のサガです。

その延長で物欲や食欲が生じますが、飽食の時代の現代社会では、生物のサガのまま頭を使わないままに生きると健康を害したり資産が目減りします。

資本主義の社会ではメディアやネットの広告で欲を掻き立て、期待させ、人の脳からドーパミンをださせて、購買意欲や物欲を強めて経済を回している という側面があります。

簡単に言うと「自由なようで操作されている」つまり家畜的な側面があります。

なので今は欲を抑制する「意思力」が大事になってきます。

家計簿を付ける人とつけない人では年間の出費が1~2か月分の所得程になるケースもあります。

記録として残さないと、目に見えない支出とその内訳。

まず記録して月毎で振り返りこれは必要だったのか?と意識を向ける事が大切です。

小さい会社を経営していますが、月に100~200万円の売り上げが有りお金の動きがあります。

大きなお金に見えますが、会社の経費や給与、保険、年金、賞与や退職金と振り分けていくと余剰資金は僅かです。

支出を科目ごとに分けて、通信費や車両費など絶対に必要な項目を詳細に見ていくと

月に3000円節約する難しさが見えてきます。

つまり1日で割ると100円です。

この100円を意識できるかどうかで、資産が残せるかどうかが決まります。

何も考えずにお菓子を買ったり、必要ではないけど新しい服を買ったり、

そうしていくと目に見えない出費が膨らんできます。

1000円を気兼ねなく使えるようになると、1万円も惜しくなくなってきます。

反対に100円を大事に使うと1000円や1万円の大切さが解ります。

なんとなく購入していた物が習慣になり浪費と気が付かない場合が多いですが

100円が大事になってくると「まてよ?」と振り返る事ができます。

日曜やプライベートはダラダラと過ごしていて時間は売るほどあるのに

「メンドクサイ」という理由で「買う」という事で済ませている事が多々あります。

仕事上の才能があり潤沢な収入や貯蓄があれば何も問題はありません。

しかしそうではない場合は、反省と改善を繰り返して最終的には平均寿命まで

資産が尽きないように意識的に生活をする必要があります。

その感覚を身につけるのが、

まず①家計簿を付ける事

次に②支出を減らす、又は収入を増やす事です。

最後に③家計簿から将来の収入と支出の予測シュミレーションをする事です。

その3つを習慣にして意識することで、例えば現状でいけば80歳でマイナス4000万の予測だった収支グラフも5年ほどでプラスにすることができます。

将来設計をする習慣はあまり日本ではメジャーではないですが、

生きる上では重要なスキルと情報になります。

仕事上で見積もりを作る場合にも、どの程度の人員が何日必要か?

資材は何がどのくらいの量必要で調達コストはいくらか?

その期間の会社の経費やリースの費用も計算します。

そして利益と余裕を兼ねて2~3割乗せて見積もりを作ります。

人生設計・ファイナンシャルプランも全く同じです。

収入と支出の予測はシビアに現実的な数字を入れますが、

最終的には1000万ほどプラスにして平均年齢を迎えると良いと思います。